地域のかかりつけ医として地域とともに
理事長 二ノ坂 保喜(にのさか やすよし)
Ninosaka Yasuyoshi
長崎大学医学部を卒業後、僻地での地域医療を通して、生活を支える医療の重要性を知り、その後福岡で在宅医療に取り組み始めました。当時は、まだ訪問看護ステーションや介護保険制度がなく、在宅で安心して療養生活を過ごすことが出来る仕組みが不十分でした。
1996年にクリニックを開院し、外来診療、在宅医療・看取り支援を行い、在宅ケア・在宅ホスピスの方向性を模索しながらこれまで取り組んできました。さらに2011年には、「地域生活ケアセンター小さなたね」を開設し、重度障がい児・者の日中一時預かりを開始しました。この25年間で在宅医療に関する制度等が整備され、在宅に関わる地域の医師や看護師、ケアマネジャー、ヘルパー、ボランティアなど共に取り組む仲間たちも増えてきました。また、地域住民とのつながりを大切に考え地域に開かれたクリニックとして、講演会やコンサートをはじめ様々な活動を行っています。
当院では、外来診療から在宅ケア・看取りまで一貫した医療ケアを提供できるよう、他の医療機関・訪問看護ステーション・介護事業所等とのネットワークを重視しながら、患者さんとご家族が安心して在宅ケアを行えるようサポートします。
地域のかかりつけ医として職員一同心を一つに患者さん、ご家族の方、そして地域のためにお役に立てるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
理事長 二ノ坂 保喜